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診察について

窒息、気道異物について

窒息、気道異物について

 

 

食事中や遊んでいる最中に突然の咳き込みが見られた場合は、気道異物の可能性があります。

食品(豆類、キュウリ、リンゴなど)、小玩具、コイン、パチンコ玉など口に入るものなら何でも原因となりえます。

 

窒息時の処置

1歳以下:背部叩打法、胸部圧迫法

左手で首を固定し、頭の方を低くし、肩甲骨と肩甲骨の間を強く数回叩きます。

1歳以上:ハイムリック法

上腹部を弾みをつけて強く圧迫する。幼児では腹部臓器を損傷する可能性がある。

心臓マッサ-ジには異物除去の効果もあります。

呼吸が再開しなければ気道確保。

口を開け、異物が見えたときは指でぬぐい取る。

盲目的に異物をとろうとするのは危険。

自発呼吸が出なければmouth-to-mouth (and nose)を行う。

予防対策

○食事はゆっくり少しずつ与える。

○食後はしばらくの間静かに過ごす。おむつ交換は時間をおいて行う。

○遊びながら食べたり、食べながら走らせたりしない。

○ナッツ類は学童期になるまで与えない。

○小物は床面から1メートル以上の高さにおく。

○乳幼児が口に食べ物を充満したまま転んだり、異物を口に入れるのを見たときに、大人が大声をあげるとかえって泣き出し、気管内に誤嚥したりすることがある。

誤飲、誤嚥

わが国での乳児誤嚥の発生頻度は世界的にみても異常に高い。

最も多いのはタバコです。

続いて医薬品、化粧品、洗剤、殺虫剤。コイン、ボタン電池、小玩具も多い。

対策の第一は予防です。

手の届くところに危険なものをおかないようにしましょう。

 

中毒の可能性があるものを飲んだ場合

胃洗浄などの処置や、厳重な経過観察が必要となることもあります。